レイダリオのオールウェザーポートフォリオは2020年以降も有効か

時事ネタ

安定的に資産形成をするには、堅実なポートフォリオを組む事は必須です。

そこで今日は“ヘッジファンドの帝王”と呼ばれるレイダリオ氏のオールウェザーポートフォリオについて紹介します。

 

レイダリオ考案のオールウェザーポートフォリオ

 

レイダリオ氏によると、金融資産の変動要因は4つあるそうです。一つ目は経済成長、二つ目は経済の停滞、三つ目はインフレ、四つ目はデフレ。

 

そして、経済には四季があり、経済成長しているインフレ期、経済停滞しているインフレ期、経済成長しているデフレ期、経済が停滞しているデフレ期。

 

それぞれの経済の季節で、上昇しやすい金融商品、下落しやすい金融商品があります(例えば株はインフレに強く、デフレに弱くなりやすい)

 

その異なる四季、どんな季節でも大幅な下落になりにくい、年単位ではほとんどの年でプラスになるように絶妙なバランスで組んだのが、レイダリオ氏考案のオールウェザーポートフォリオです(オールシーズンズポートフォリオと呼ぶ人もいます)

 

レイダリオ氏考案のオールウェザーポートフォリオのすごい所は、1920年から、年単位のマイナスがたったの4回しかなく、そのマイナスも4%しか下落しなかった事です。

 

このマイナス4%だった年は2008年。そう、リーマンショックがあった年です。この時のS&P500の下落はなんとマイナス37%(!)でした。

 

そこまでマイナスが少ないにも関わらず、リターンはS&P500とほとんど変わらないんだから驚きです。

 

レイダリオ氏のオールウェザーポートフォリオの中身

 

レイダリオ氏が考案したオールウェザーポートフォリオがこちらです。

 

レイダリオのオールウェザーポートフォリオ

 

内容としては、

株式が30%
中期米国債が15%
長期米国債が40%
金が7.5%
商品取引が7.5%です。

 

株式が30%と、レイダリオ氏のオールウェザーポートフォリオは、平均的なポートフォリオに比べて株式の割合が少ないです。

しかし、レイダリオ氏曰く、「個人投資家のリスク許容度は高くない」との事。

 

レイダリオ氏のオールウェザーポートフォリオの特徴は、長期債が40%と多いのと、金、商品を組み入れている事です。

世界一有名なウォーレン・バフェット氏は「金は会社と違って利益を生まない」と金に対して否定的でしたが、レイダリオ氏は金は株式と違った動きをするため、ポートフォリオに取り入れています。

 

そして、重要なのが、年に一度はリバランス(増えた資産を利食いしたりして、適切なポートフォリオの割合に戻すこと)は必須です。

 

そのためにも、非課税口座などをうまく利用して、なるべく有利になるようにしておきたいですね。

 

レイダリオ氏のオールウェザーポートフォリオは2020年以降も有効か

 

現在、アメリカのFRBのパウエル総裁は「しばらく低金利政策でいく」と発言していることから、国債の価値低下が不安視されています。

 

国債の価値が落ちると、オールウェザーポートフォリオの大部分を占める長期債、中期債の意義が見いだせなくなってしまいます。しかし、その分、現在は株式と金が上昇しているため、ポートフォリオ全体としては、安定して増えている状態です。

 

2020年以降もレイダリオ氏のオールウェザーポートフォリオが有効かと言われると、もしかしたらポートフォリオの変更が必要になってくるかもしれません。というのも、レイダリオ氏は「これからは資産を世界中に分散するべきだ。そして、物価連動債も少しづつ買い足す必要があるだろう。」と発言しています。

 

従来のオールシーズンズポートフォリオは米国の商品のみでしたが、これからは世界中の金融商品に分散投資するべきだという事でしょう。

 

2020年を機に、世界は大きく変わりました。その変わった世界でどう生き抜くのか、どういったポートフォリオを組むべきなのか。

その事について、再度考えないといけないのかもしれません。

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